今回はエックスサーバ(Xserver)の契約(登録)からWordPressでホームページ公開までを説明していきます
ちなみにアカウント作成からホームページ公開までの所要時間は30分から1時間ぐらいでしょうか
ただ、この手順を作るため、画面コピーとったり、手順自体を間違えちゃったので実際は2日かかっています
私の感覚ですが、ホームページ公開する前に、約3割の人が手順がわからず、途中で辞めてしまう傾向があります
初心者さんはゆっくり時間かけて作業したほうがいいと思いますけど、この手順があれば1時間以内で終わってしまうでしょう
是非、参考にしてください
作業の流れを簡単に説明すると以下となります
2.エックスサーバにログインして管理画面よりサーバ構築
3.独自ドメイン作成
4.Wordpressインストール
エックスサーバの特徴
エックスサーバ レンタルサーバーといえばこちらのメニューになります
※2022/3/24 18:00 – 2022/4/7 18:00までのキャンペーン価格が適用されています。
エックスサーバープラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
月額費用 | 990円 キャッシュバックで【実質495円】 | 1,980円 キャッシュバックで【実質990円】 | 3,960円 キャッシュバックで【実質1,980円】 |
Webサーバー | apache、nginx | apache、nginx | apache、nginx |
vCPU/メモリ | 128コア/1024GB | 128コア/1024GB | 128コア/1024GB |
vCPU/メモリ リソース保証 | 6コア/8GB | 8コア/12GB | 10コア/16GB |
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
転送容量制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
エックスサーバはマルチドメインに対応したレンタルサーバーです
しかも作成ドメインに数量制限はないので、無制限ということになります
マルチドメインとは「一つのサーバー内で複数の異なる独自ドメインを同時利用できる」ことです
もっと簡単に言うと、1アカウントで複数のホームページを運用できるわけです
作り方のイメージとしては、サーバ内で独自ドメインごとにフォルダ分けをします
1アカウント = 1サーバ = 複数のドメイン運用 = 複数のホームページ運用
もちろん、デメリットもあります
一つのサーバがダウンしたら、その中で作成しているホームページがすべて閲覧できなくなることです
ただ、エックスサーバのビジネスだとSLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)は99.99%なので、ほとんど問題ないと言えるでしょう
参考までに月間99.99%の稼働率というのはダウンタイムが5分いかない程度となります
(このSLAって言うのはメンテ時間を含めなかったり、稼働の定義が業者によって違っているので、あくまで目安との位置づけです)
でも、エックスサーバは・・・
月間のサーバー稼働率が99.99%を下回る場合には、定めた保証基準に沿ってご利用料金の一部または全額を返金いたします。
レンタルサーバを契約するときは、必ずSLAを調べてみてください
大抵の業者が99%以上は叩き出していると思いますが、一つの選定基準となります
あとは複数ドメインを運用するとそれだけアクセス数が増えますので、パフォーマンス低下が気になります
ホームページの表示サイトが遅いともろSEOにも影響が出ます
私は以下の水準でプランを選定しています
ただ、記事量や画像量によってパフォーマンスは変わってきます
あくまでも下記は私の基準になります
11~20個のホームページを運用・・・プレミアムプラン
商売や生業でホームページを作って運用していて、アクセス数が極端に多い場合はX20プラン以上を利用すればいいと思いますし、そうでなければスタンダードプラン様子を見てはいかがでしょうか
一日合計数万アクセス出なければプレミアムプランで問題ないと思います(ホームページのコンテンツや作り方にもよりますが)
ホームページ公開までの手順
ここからはエックスサーバでのホームページ公開を説明します
作業の流れは先ほど説明しましたが、今回は別環境で作ったWordPressのバックアップを復元するので、その手順も盛り込みます
2.エックスサーバにログインして管理画面よりサーバ構築
3.独自ドメイン作成
4.WordPressインストール
2.エックスサーバにログインして管理画面よりサーバ構築
3.独自ドメイン作成
4.WordPressインストール
5.作成したドメインにWordPressをリストア
テスト環境という別環境で(XAMPP)でWordPress動かしてて、そのバックアップを新環境(エックスサーバ)で復元(リストア)する流れです
尚、独自ドメイン自体はテスト環境では使っておらず、http://localhost~でアクセスしていました
なので、エックスサーバで公開するときは新しく独自ドメインを取得します
アカウント作成手順
1.エックスサーバーからログインして「お申し込みはこちら」をクリックします
2.「10日間無料お試し 新規お申込み」をクリックします
3.以下を決定して「Xserverのアカウントの登録へ進む」をクリックします
① | サーバID | 使用するホスト名とDB名がこの名前になります ホスト名:<サーバID>.xserv.jp、DB名:<サーバID>_wp1 |
② | プラン | プランによって価格やサーバスペックが違います |
③ | クイックスタート | WordPressインストール、ドメイン取得と独自SSLが簡単にできます 最終的にこれらは実施するのですが、10日間のお試し期間が無くなるので今はやりません |
→今回はスタンダードプラン(旧X10プラン)のみ選び、あとはデフォルトとなります
4.Xserverアカウント設定です。当サイトにログインする時に使用します
5.確認コードが記載されたメールが登録したアドレス宛に届きます
その確認コードを入力して「次へ進む」をクリックします
その後、確認画面が出ますので「SMS・電話認証へ進む」をクリックします
6.特にこだわりないので、テキストメッセージで取得(SMS)にしました
「認証コードを取得する」をクリックします
7.SMSで届いた5桁のコードを入力して「認証して申し込みを完了する」をクリックします
8.ひととおり完了しました
管理画面はこんな感じです
管理画面の「サーバ管理」からサーバーパネルに移動できます
エックスサーバにてサーバ構築
1.独自ドメインを作成します
現在、用意されているホスト名はxs99999.xsrv.jpという形ものになりますが、ホームページを公開するにあたって、ホスト名やドメインが決まっているのであれば、この時点で独自ドメインを作成しましょう
xs99999.xsrv.jp上にホームページを構築しても、あとで、独自ドメインを作ってホームページ運用するのであれば、2度手間になってしまいます
2.「各種特典のお申込み」をクリックします
3.独自ドメイン永久無料特典を使用します。「この特典を使用する」をクリックします
4.ドメインの取得申請をします
「新規取得」を選び、ドメインを入力して「検索する」をクリックします
hogehoge12345.comを作りたい場合は「hogehoge12345」を入力して「com」を選びます
www.とついていますが、実際のホームページはwww.なしでもアクセスできるので気にしないで大丈夫です
検索結果が表示されますので、自分の希望のものが”取得できます”となっていれば選択できます
5.「利用規約に同意する」にチェックを入れて「取得申請をする」をクリックする
6.独自ドメインの取得完了です
トップページに戻ると作られたのがわかります
また、whois情報設定を見てみましょう
「Xserver inc.(弊社)名義で代表公開する」にチェックが入ってることを確認します
ドメインを発行するとwhois情報と言って、ドメイン保持者の個人情報が世界中に公開されます
このチェックがはいってることによって、Xserver inc.の情報が代理で公開されることになります
7.取得したドメインをSSL化します
8.「追加する」をクリックします
WordPressインストール
1.サーバーパネルから「WordPress簡単インストール」をクリックします
2.対象のドメインの「選択する」をクリックします
3.「WordPressインストール」をクリックします
ドメインごとにインストールが可能です
4.以下を決定して「確認画面へ進む」をクリックします
① | サイトURL | サイトのURL 空欄でも問題ない |
② | ブログ名 | サーバーパネル上でのブログ名です。サイト側の名前に影響しません |
③ | ユーザ名 | WordPressにログインするユーザ名です |
④ | パスワード | WordPressにログインするパスワードです |
⑤ | メールアドレス | 上記アカウントに紐づいたメールアドレスです |
⑥ | キャッシュ自動削除 | WordPress上のキャッシュ自動削除ON/OFFです(デフォルトはONです) |
⑦ | データベース | MYSQLです(デフォルトは自動でデータベースを作成する) |
①~⑤まではお好みで入れて、⑥⑦をデフォルトにします
5.問題なければ「インストールする」をクリックします
6.インストールが完了しました 「戻る」をクリックしましょう
管理画面URLにアクセスできれば完了です(この場合はhttp://hogehoge12345.com/wp-admin/です)
リストアしない方(つまり一からサイトを作っていく方)はこれで完了です
作成したドメインにWordPressをリストア
リストアする前にファイルのアップロードについて説明します
トップページから「ファイル管理」を選ぶとファイルマネージャが開きます
エックスサーバでのWordPressのディレクトリ構成はこんな感じになります
ホームページのコンテンツはpublic_html配下に配置されます
つまり、リストアするときはバックアップしたファイル群をpublic_html配下に置けばいいわけです
(今回はWordPressプラグインBackWPupでバックアップしたものを使います)
デフォルトのpublic_htmlをバックアップしたければローカルにダウンロードしておけばいいと思います
「そんなのめんどくせぇぜ」って方は、最低でもpublic_html直下にある.htaccessは保存しておきます
後で差し替える可能性があります
もうひとつ注意点があります
このファイルサーバマネージャーですが、大容量のファイルのやり取りに向いてないようです
FTPソフトを使ってやり取りをしましょう
FTPの認証情報は「サーバーアカウント設定完了」のメールに記載されています
おすすめのFTPソフト
いろいろありますが、FFFTPでいいと思います
職場でも使ってることもあり、アヒルのやつもいいかなと思ったんですが(かわいいし)
今使っているホームページ保守用のパソコンと合わないのか、なんなのか・・・自分の環境じゃあまりイケてません
ファイル開きっぱなしだとたまにクラッシュして落ちてしまうし、DLに必要以上に時間がかかるような気がする・・・
あと、レジューム関連の機能が弱いのか、うちの回線が不安定なのかわかりませんが、固まってしまうことが多々ありました
FFFTPじゃ今のところそういうことは起こってませんね
リストア後の環境設定
リストアの手順は以下となります
尚、バックアップファイルはローカル(自身のPC)にあるものとします
2.WordPressのアドレスとサイトアドレスを変更する
3.MYSQLにバックアップしてたものをインポートしsiteurlを変更する
4.MYSQLの設定変更
5..htaccessをデフォルトのものに差し替え ←自分の環境では必要なかった
1.エックスサーバのPublic_htmlにバックアップファイルを配置します
wp-admin、wp-content、wp-includesがある階層をそのままFTPで転送して上書きしてください
2.WordPressの左メニューから「設定」> 「一般」を選んで、WordPressアドレスとサイトアドレスを変更します
3.MYSQLにログインして、DBを選択する → 右側にインポートというメニューが出るのでクリック
ファイルを選択をクリックして、拡張子.sql.zipを選択する(事前に取得しているDBバックアップ)
DBのリストアが完了するので、左メニューのwp_optionsをクリックして、右側のoption_name:siteurlを編集クリックして、option_valueを今回発行したドメインに変更する
4.MYSQLの設定変更自体は今回必要ないけど、DB(データベース)を複数持つときは「アクセス権所有ユーザ」を合わせる必要があります
5..htaccessをデフォルトのものに差し替え ←自分の環境では必要なかった
最後に
今回はエックスサーバの登録からホームページ公開まで説明しましたが、無事設定できましたでしょうか
こういうのは大体の仕組みと手順を理解し、その認識のもと進めていけば他でも応用利くと思います
例えば、ロリポップとかConoHaとかも同様ですね
私はエンジニアなので、初見でも何となくできるかもしれませんが、業界の方じゃないとつらいと思います
レンタルサーバ界隈に関してはそれぞれボリューミーなヘルプも用意されているので積極的に使っていくことをおすすめします
こういうヘルプって、他のユーザさんがつまづくところをベースに作り挙げていくので、ピンポイントで解決する場合が多いです