【初心者向け】ゲームサーバーってなに?その準備はどうやるの?

【初心者向け】ゲームサーバーってなに?その準備はどうやるの?Cloud

オンラインゲームで複数名でマルチプレイする場合などで、知り合いや友達同士だけでゲームをやりたいときや、仲間内だけでわいわい遊びたいときには、専用のサーバーを用意しなければならないものもあったりします
ゲームプラットフォームのSteamなんかも自分でサーバーを用意して構築したりもできます

vpsゲームサーバー1サーバーを自前でたてる目的としては、先に書いたような理由もありますが
やはり求めるべきは自由度なわけです

自分がホストになるということは、ゲームを管理するということなので、いろいろと仕切りたいのであれば、手っ取り早く自分で環境を構築することをおすすめします

基本はゲームはやる専門で、友人・知人や不特定多数と一緒に遊びたいと思っても、サーバーを用意するスキルや知識がない方もいますが
サーバーをわざわざ立てるという人は凝り性か初めから知識がある人が多いです

環境用意の観点でも、ゲーム用の高価なサーバーを自前で持っている人はさらに少なくなってきます

そこでレンタルサーバー(専用サーバー、VPS)の出番となります
これはサーバーを手軽に利用できるサービスとなっているので、環境準備に必要な大半の工程をすっとばすことができます

 

サーバー機器を自ら購入するよりも、圧倒的に安価なコストで利用できるので、それだけでお得です
また、サーバーを稼働しておくということは定期メンテナンスも必要になってくるので、そういうのを含めレンタルサーバー業者に任せられるということになります

レンタルサーバーにも種類がいろいろあって、大きく分けると「共用サーバー」「専用サーバー」「VPS(仮想専用サーバー)」の3種類があります
そして、この中でゲーム利用に適しているサーバーは「VPS」「専用サーバー」となります

VPSはソフトウェアレイヤーで動作するサーバーだと思えばいいです
カスタマイズは簡単ですが、ハードウェア自体を独占できる専用サーバーよりかはパフォーマンスは落ちます
専用サーバーはパフォーマンスに自信がある反面、値段が高いというわけです

VPS

えむすたアドミン
えむすたアドミン

簡単にいうとVPSはサーバOS(親)上で起動する子OSのようなものです
そしてそれを親の下で複数作れるってことです
OS on OSなので、その分パフォーマンスが落ちるけど、スペックの上げ下げは柔軟に対応できます!

 

VPS選定の基準は、すでに実績があるか、返金保証やお試し期間のあるものを利用することです
安定実績があったとしても、ゲームの種類によって安定するかは変わってくる場合があるからです

いい感じのプランを紹介しておきます

VPS初期費用月額費用スペック詳細
KAGOYA CLOUD VPS無料約1100円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト
ConoHa for GAME無料約780円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
ablenet無料約1250円CPU:2コア
メモリ:1.5G
SSD:40GB
公式サイト
さくらのVPS無料約1,800円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
エックスサーバー無料約550円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト

 

ゲームサーバーを用意する意味

ゲームサーバーの主な役割を次のとおりです
ゲームによるとは言え、大体こんな感じのことができます

コミュニケーション:
複数のプレイヤーが同じ仮想環境でプレイできるようにするので、プレイヤー同士がデータを交換し、互いに対話することができますゲーム進行の管理:
ゲーム内の進行や状態を管理できます
例えば、プレイヤーの位置、スコア、アイテムの状態などがサーバー上で管理されます

セキュリティとフェアネスの確保:
不正行為やチート行為を検出し、それを防ぐためのセキュリティ機能を提供します
また、公平な環境を維持するためにも役立ちます

データの保存と同期:
プレイヤーの進行状況やアイテムの所持状況などのデータは、ゲームサーバー上に保存され、異なるデバイスやセッション間で同期されます

パフォーマンスの最適化:
ゲームサーバーは、多くのプレイヤーが同時に接続する状況においても、安定した接続と処理を提供するように最適化されていますし、自分でチューニングすることも可能です

上記のことができるので、プレイヤーたちが協力したり競い合ったりする環境を実現します
イメージとしてはこんな感じになります
vpsゲームサーバー2

 

どんなゲームがある?

サーバーをたてる必要があるゲームとして、Minecraft(マインクラフト)やARK:Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)といったものがあります

他にも以下のようなゲームがあります

オンラインシューティングゲーム

Counter-Strike: Global Offensive(カウンターストライク:グローバルオフェンシブ):
チームベースのオンライン対戦ゲームで、プレイヤーはテロリストまたは対テロ特殊部隊として戦います

Call of Duty シリーズ:
現代の戦争や未来の戦争をテーマにしたシューティングゲームで、オンライン対戦が主要な要素です

 

オンラインバトルアリーナ

Dota 2:
複数のプレイヤーが2つのチームに分かれ、プレイヤーは異なるヒーローを操作して対戦します

 

MMORPG (大規模多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)

World of Warcraft (WoW):
高いプレイヤー数が同時に接続できる大規模なファンタジーMMORPG

Final Fantasy XIV:
ファイナルファンタジーシリーズのオンライン版で、プレイヤーは異なる役割を果たして冒険します

 

レースゲーム

グランツーリスモSPORT:
リアルなシミュレーションを特徴とするレースゲームで、オンラインでのマルチプレイがあります

 

どんな感じで始まる?

ゲームサーバーはホストと呼ばれ管理者によって管理されます
そして普通にゲームプレイする人はプレイヤーとなります
プレイヤーはいつも通りゲームをやるので、特別な操作は必要ありません(そのゲームによりますが)
強いて言うなら、用意したゲームサーバー指定するぐらいです

ゲームサーバーでプレイする場合は以下のようなイメージで始まります

1.クライアントの起動:
プレイヤーはゲームを起動し、ゲームのクライアントが実行されます
これは、プレイヤーが直接操作するゲームのインターフェースです

2.サーバーへの接続:
プレイヤーがゲームを始めると、クライアントはゲームサーバーに接続します
これには、通常はゲーム内のメニューや接続画面を通じて行われます

3.プレイヤーの同期:
ゲームサーバーは、接続したプレイヤーのデータを同期します
これには、プレイヤーの位置、ステータス、所持アイテムなどが含まれます
サーバー上でプレイヤーの状態を管理することで、異なるプレイヤー同士が同じ状態を共有できます

4.ゲームプレイの制御:
ゲームサーバーは、ゲームの進行やルールに基づいてプレイヤーの行動を制御します
例えば、オンライン対戦ゲームではサーバーがマッチメイキング(対戦相手の選定)を行い、プレイヤー同士が対戦する条件を整えます

5.プレイヤー同士の通信:
ゲームサーバーを通じて、プレイヤー同士が通信できます
これにはチャット、アクションの共有、協力プレイ、対戦プレイなどが含まれます

6.結果の同期と保存:
ゲームが進行するにつれて、ゲームサーバーはプレイヤーの行動や結果を同期し、必要に応じてデータを保存します
これにより、プレイヤーは次回ログイン時に同じ状態からゲームを再開できます

このようにゲームサーバーいろいろできると思いますが、その分サーバーもいいものを選ばないといけません
次の章ではゲームサーバーのスペックに合ったものをチョイスします

 

ゲームサーバー選びのコツ

ゲームサーバーを選ぶコツは以下を意識します

実績の多いものを選ぼう
スケールアップできるものを選ぼう
コスパ

実績があればあるほど、安定して他のユーザにも愛されていると感じますし
自分が過去に利用して文句が無ければ、これも一つの実績という形になります
スケールアップというのは要は拡張性のことで、必要に応じて拡張できるものを選びましょう
基本的にVPSを選択するのであれば、問題ないと思えますが、どの程度スケールアップできるかは事前に調べておいた方がいいかもしれません
コスパについてはわざわざ説明する必要もありませんが、満足いく品質であれば、安ければ安いほど大正義ですね

VPSを使う理由

自前でマルチプレイ用ゲームサーバーを用意するのは初心者だったら敷居が高いです
また、こだわりのスペックを選ぶとコストが高くなったりします

そこでVPSを利用します

本当はクラウド上の1つのサーバーを専用的に使う「専用サーバー」がおすすめですが
ただ、それだとサーバを独占して利用するので、コストがかかりすぎます

なので、一台のサーバを仮想マシンに分割して専用サーバとして貸し出す「仮想専用サーバ」
つまり「VPS(Virtual Private Server)」
を選定します
VPSはコスパだけでなく、仮想のサーバーなので、CPUやメモリの拡張および縮小を容易に行えることも魅力です

全てのゲームではないですが、特定のゲームの環境を簡単に構築できるテンプレートを用意しているところもあります

VPSのテンプレートで手軽にゲームサーバーをたてれるのはMinecraftが有名ですね

Minecraft(マインクラフト、略してマイクラ)

世界中に多くのユーザーがいる人気ゲームです
マイクラの世界の中で、建築をしたりモンスターを討伐したりするゲームで、武器を強化したり、建築を豪華にしたりしながら冒険を楽しむことができます
材料を集めてさまざまなアイテムやツールを作成するのも楽しみ方の1つです
自由度の高い育成ゲームだと思えばいいでしょう
YOUTUBE動画配信する場合はネタに困らないゲームですね

MinecraftのテンプレートがあるVPS

Minecraftのテンプレートがあるレンタルサーバー屋さんはこちら
結構各社用意されている
若干仕様は違えど、基本的に一緒です

VPSはいろいろなスペックあるものの各社のおすすめのバランスのスペックを一覧にしました

 

VPS初期費用月額費用スペック詳細
KAGOYA CLOUD VPS無料約1100円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト
ConoHa for GAME無料約780円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
ablenet無料約1250円CPU:2コア
メモリ:1.5G
SSD:40GB
公式サイト
さくらのVPS無料約1,800円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
エックスサーバー無料約550円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト

※詳細な値段については公式サイトにて確認ください
※支払いベースが月額か年間で費用が変わってきます

MinecraftにはJava版と統合版(Minecraft Bedrock Edition)、Forge版、Spigot版、Paper版の5種類のテンプレートがあります
現状、各社は以下のようになっています

VPSJava版統合版Forge版Spigot版Paper版
KAGOYA CLOUD VPS
ConoHa for GAME
ablenet
さくらのVPS
エックスサーバー

Java版
PC向けに開発されたMinecraftのオリジナルエディションです
MOD(主にパソコンゲームの改造データのこと)による幅広いカスタマイズ性が特徴です

統合版
PCだけではなく、スマートフォンやゲーム機など各種プラットフォーム向けに遊ぶのを目的に移植したエディションです
また、統合版では異なるプラットフォーム間でのクロスプレイにも対応しています

Forge版
複数人が同じマップ上で同時にプレイするには、Forgeが導入されたサーバーの用意が必要となります

Spigot版
拡張機能(プラグイン)が導入可能なサーバーを稼働できます
また、Java版よりも高速で軽量な動作が可能な為、サーバーのパフォーマンスが向上します

Paper版
Spigotをベースに作られたMinecraftサーバー用ソフトウェアです
Spigotよりもさらに高速で軽量な動作が特徴です

 

各社によって、微妙に使用条件が変わってくるので
詳細は公式サイトをご確認ください

 

Minecraft(マイクラ)以外のテンプレートは?

Minecraft以外のゲームのテンプレートは以下のレンタルサーバー業者になってきます

エックスサーバー
エックスサーバーは他のゲームのテンプレートも用意しまくっています
底力を感じます

ARK、Arma 3、Assetto Corsa、Counter-Strike 2、Factorio、パルワールド(Palworld)、Project Zomboid、Rust、Team Fortress 2、Terraria、Unturned、Valheim、7 Days to Die

Team Fortress 2

7 Days to Die

 

ConoHa
palworld

 

kagoya
ARK

ちなみにテンプレートというのは、速攻でゲームができるようにOSに組み込まれているものになります
これはレンタルサーバー屋さんの方で何回も検証して作り上げるものとなっています
需要を見込める人気ゲームならテンプレートは今後も増えていくでしょう

 

もちろん他のゲームもサーバー構築して遊べる!

上記のMinecraftのようにVPSのテンプレートが無いゲームのサーバーを構築するときは「スチーム」で配布されているサーバープログラムを利用する方法があげられます

スチーム(Steam)とは
PCゲームなどのコンテンツをダウンロード販売するサービスのことです
これは配信スタンドと言われ「Steam」では数多くのPCゲームが売られています

そして「Steam」はゲームを販売するだけでなく、購入済みのゲームを一覧・管理したり、ゲームの起動およびデータの保存、プレイ実績の記録など、手持ちのゲームを一元管理することができます

世界中のゲームもレパートリーとしてあるので、海外製のゲームもたくさんありますし、日本のゲームも存在しますので、洋ゲーファンのためのものというわけではなく、全てのPCゲーマーのためのサービスという位置づけです
プラットフォームもWindowsのゲームだけでなく、macOSに対応するゲームもあります
他には、Linuxベースの「SteamOS」も展開しているし、独自の携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」もあります
「SteamVR」という、VR対応ゲームが販売されています

 

プログラム言語を用いて設定していくため、難易度は高く感じますが、「どのゲームのサーバープログラムを導入するか」という内容が異なるだけで、一定の手順で設定できます

 

サーバーを借りてマルチプレイの環境を作ろう!

マインクラフトARK:Survival Evoloved7 Days to Dieカウンターストライク(CS:GO)など、マルチプレイが可能なゲームの中でも共有の環境を用意することで各自が自由に楽しめるゲームがあります

通常のマルチプレイだと、ゲーム機やパソコン本体をインターネットで接続してプレイする形ですが、自前のサーバーを介したマルチプレイはより多くのプレイヤーがひとつの空間で協力したり、または競い合ったりすることができるようになります

公式が公式ゲームサーバーとして、共有環境を用意している場合もありますが、全く見知らぬプレイヤーがやり込んでいる空間に途中参加することも難しく、また人数制限にかかって入ることもできないこともあります

そこで、身近な人達とのプレイや全く新しい環境で始めるために、個人でサーバーを借りて環境を作ることも人気になっています

今回はゲームのマルチプレイができるレンタルサーバーで、どのサーバーがオススメなのかを価格・スペックなどさまざまな点から比較していきます!

本記事ピックアップサーバー(費用感を考えて「(大体)2GBプラン」がおすすめです)

VPS初期費用月額費用スペック詳細
KAGOYA CLOUD VPS無料約1100円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト
ConoHa for GAME無料約780円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
ablenet無料約1250円CPU:2コア
メモリ:1.5G
SSD:40GB
公式サイト
さくらのVPS無料約1,800円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:100GB
公式サイト
エックスサーバー無料約550円CPU:3コア
メモリ:2G
SSD:50GB
公式サイト

 

今回は「ゲームサーバーをたてる」というお話ですが、ゲームプレイするにはそれなりのスペックの高いPCが必要になってきます
それは一般的にゲーミングPCと呼ばれるもので、大抵PC自体のスペックが高いので、値段も高くなります
まずはまるっと購入するのではなく、ゲーミングPCのレンタルをして様子見してはいかがでしょうか

実際に使用感がわかるということは、ありがたいですね

 

ゲームサーバーを構築して楽しんでみよう

ゲームサーバーを構築するメリットとして、ホストはゲームメイクを仕切れます
そして仲間同士で自分の好きな環境でプレイすることができます

実際に構築するのはハードルが高いように感じられる方は多いかもしれません

でも、テンプレートが用意されていたり、手順自体もどんなゲームでも大体同じだったりするので、すごい難しいってわけではありません

大きなメリットとしては、通常のプレイヤーと違った遊び方が広がるので、とりあえず試してみてはいかがですか?

以上、ゲームサーバーについてでした!

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