※見積もりを行う上で、ざっくりとまとめてみました。詳細はメーカーサイトを見たほうがよいです。
NetVault のバックアップ/リストア機能を提供するソフトウェア製品です
対応OS 、対応アプリケーションはとても幅広く、オンライン(無停止)バックアップも可能です
※下記の情報は NetVault BackUp 8.5~9 までを参考にしました
基本パッケージ
■NetVault Backup Standard
販売終了になった「NetVault Basic」の後継にあたり、ほとんど機能はそれと一緒
現行の中で一番の低価格パッケージになる、小規模向けのライセンス
Windows、Linux、Mac OS X のみバックアップ対象で仮想テープ・ライブラリ機能などの必要最低限の構成となる
対象機器 Backupサーバ 1台 + Backup対象機 5台) バックアップの一元管理できる
■NetVault Backup (Single Server、WorkGroup、DataCenter、Enterprise)
各エディションの大きな違いといえば、Backup対象機の数(クライアント・ライセンス)とテープライブラリの容量
ひとつ上のエディションへアップグレードできるライセンスなどもある
・各パッケージに含まれるクライアント・ライセンス
Standard 0
WorkGroup 5
DataCenter 10
Enterprise 25
Plug-in
現在は「Plug-in」という名前だが元は「APM(Application Plugin Module)」
パッケージと組合わせて使用することにより、様々なアプリケーションを稼動したまま、オンラインでバックアップを行なうことができる
個別でスクリプトを記述することも出来るが、現バージョンでは普通に使う分であれば、ほとんどその必要はないらしい
Plug-in は、該当のアプリケーションが稼動する NetVaultサーバ もしくは NetVaultクライアント にインストールして使用するが、各アプリケーションによってインストール対象が変わる
追加クライアント
バックアップ対象機のライセンス
追加ライセンスは 1、5、25、40、100 の単位のものがある
追加スロット
メディア・スロットの容量には上限が決まっているので、容量拡張の為にスロット追加することができる
また、オートローダーと同様にスロットごとにローテーションさせてバックアップすることが可能である
追加ライセンスは 1、10、20、40、50、75、100、250、400 の単位のものがある
仮想テープ・ライブラリ
以前までのバックアップは、テープ装置に対して保存していたが、安価で高速なHDDに保存されるようになってきた
NetVault は単なるハード・ディスクへのコピー機能ではなく、HDDの中に仮想的にテープ・ライブラリを作成し、その中にバックアップを取る手法がとれ
HDDの中に仮想的にテープ・ライブラリ数/スロット数/メディア容量/ドライブ数を任意に作成することで、テープ装置を使用したバックアップと同じ間隔でできる
■仮想テープ・ライブラリ – VTL (Virtual Tape Library) VTL を作成した1台のNVBマシンでの管理がメインとなるので、そのマシンを経由してバックアップ/リストアが行われる ■共有仮想テープ・ライブラリ – SVTL (Shared Virtual Tape Library) VTLと同じ機能を提供するが、SVTLでは、複数の NetVault サーバ から同じ仮想テープ・ライブラリを共有することが可能で、 SVTLは、フォーマットされていないハードディスク全体を使用して1つのSVTLを作成することができる SVTL内の仮想ドライブを複数のNetVault サーバ間 で共有する場合、共有する仮想ドライブ1台につき、DSDライセンスが1つ必要になる SVTLドライブを共有する場合、すべてのSVTLドライブを共有にする必要があり 一部だけのSVTLドライブを共有にすることはできない
クラスタ
クラスタ環境に対応する「Virtual Client」という機能で、クラスタの共有データのオンライン・バックアップが可能になる
ライセンスの計上としては稼動インスタンス分の Cluster Plug-in 必要になります。つまり、Active 分必要になる
Active/Active だと2つ、Active/Standby だと1つ
また、Virtual Client を作成する際、同数のクライアント・ライセンスも必要になる
クラスタの共有データだけでなく、ローカル・データもバックアップする場合は、通常通り、実クライアント用のPlug-inライセンスも必要になる