【emacs】 すべて”□”で表示される

【現象】


Linux機 にて作成したドキュメントを
“emacs” コマンドで開くと
文字がすべて “□” で表示される

まるで文字化けというより豆腐(笑)のようだ・・・

【環境】

OS: CentOS 5.4
emacs: emacs-21.4.20

【emacs起動手順】

1.GUI上 でターミナルを開き “emacs <ファイル名>” にて起動する
2.emacs が別ウインドウで開き、ターミナルには以下のエラーが出力される

【emacs起動時のメッセージ】

Warning: Cannot convert string “-*-courier-medium-r-*-*-*-120-*-*-*-*-iso8859-*” to type FontStruct
Warning: Cannot convert string “-*-helvetica-medium-r-*–*-120-*-*-*-*-iso8859-1” to type FontStruct

【対応】

1.豆腐状態になるファイルを “vi” にて開く
→正常に文字を認識できた

2.「emacs」を “yum -y install emacs” にて最新版にする
→すでに最新版だった

3.リモートから接続して確認
TeraTerm で接続 → 該当ファイルを “emacs” で開いても豆腐状態にならず
UltraVNC で接続 → 該当ファイルを “emacs” で開いても豆腐状態にならず

4.”yum install xorg-x11-fonts*” にて該当フォントをすべてインストール
→状態変わらず

インストールされたもの
xorg-x11-fonts-ISO8859-14-100dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-14-75dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-15-100dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-15-75dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-2-100dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-2-75dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-9-100dpi
xorg-x11-fonts-ISO8859-9-75dpi
xorg-x11-fonts-cyrillic
xorg-x11-fonts-ethiopic
xorg-x11-fonts-syriac

5.「xfs」まわりを調査

# chkconfig –list | grep xfs
xfs 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off

service xfs start
xfs を起動中:

→ emacs にてファイルを開いても、豆腐状態にならなくなった

6.「xfs」をPC起動時に有効になるように設定し、再起動する

# chkconfig xfs on
# reboot

→ emacs にてファイルを開いても、豆腐状態にならなくなった

【結論】
emacs で正常にファイルを読み込むためには、emacs用 のフォントの用意とそのサービスを有効にしてPC起動する必要があるようだ

他にもこんな文字化けがあります

manを文字化け無くテキストに出力する(他の文字化けも解説)
Linuxでmanをリダイレクトして□(豆腐)になったときの対処法です。原因は制御コードによるものが大半だと思います。また文字化けに関しても修正方法を記載しました。ケースがいろいろあるので完全にはまらないかもしれませんが、参考になったら嬉しいです。
タイトルとURLをコピーしました