共用サーバーと専用サーバーの違いと比較~用途に合わせて使い分けよう~

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サーバーの利用用途として、ウェブサイトやアプリケーションをインターネット上で公開するために必要なものになります

もちろんそれ以外の用途でもサーバーは利用しますが、ITエンジニアじゃなければそこは優先的に知らないでもいいことかもしれませんね

話を戻しまして
インターネット上で公開するためのサーバーは自前でも用意できますが、やはり業者に頼んで
借りた方が早いと思います・・・っていうか『早い』と断言します

えむすたアドミン
えむすたアドミン

手間ひまは、お金で解決した方が楽じゃん(爆)

・・・・・

それもそうですけど、スキル的な意味合いをお金で解決できるのが大きいのです

その上でサーバー選びとなってきますが
レンタルサーバー業者にはいろいろメニューがありますけど

大きく分けると「レンタルサーバー(共用サーバー)」「専用サーバー」というものがあります
レンタルサーバーは、文字通りサーバーをレンタルできるわけなんですが、言葉の定義として、レンタルサーバー = 共用サーバーを指す場合多いです
ここでは違いがわかるようはっきりと、共用なものは共用サーバーと定義させていただきます

ホスティング企業が提供する共有環境でのサーバー利用であり、専用サーバーは専用で所有ができ、個別、独占的に利用する形式となります

はじめからレンタルサーバー自体の用途が決まっているのなら、サーバーのスペックで選んでいると思うので
「共用サーバー」か「専用サーバー」を意識する必要はあまりないかもしれません

ただ、どういうものかを知っていれば、より具体的に選定することが可能なのです
この記事はレンタルサーバー中級者以上ですかね

知識として知っておけばサーバーをさらによりよく利用できるヒントになります
すばらしきサーバー運営を目指しましょう!

今回は「レンタルサーバー(共用サーバー)」「専用サーバー」両者の比較について説明します

 

共用サーバーとは?(復習です)

当サイトはレンタルサーバーの記事も多いので、既に理解してくれてる人も多いと思っていますが、まずは復習としてその説明をしますね

共用サーバーを利用するということは、ホスティング企業から一定期間の利用権を購入する形式となります
・・・難しく言ってますけど、要はサーバーをレンタルするということです
利用者はその共有環境の中でサーバーを利用し、ウェブサイトやアプリを運営することになります

共用サーバーの利点としては、まず低コストで利用できることが挙げられますね

低コストの理由としては、ホスティング企業が複数のユーザーにサーバーリソースを提供するため、費用を分散させることができるからです
初めてウェブサイトやアプリを公開するユーザーや予算に制約のあるプロジェクトにとって、経済的なメリットは大きなものとなります
(1からサーバーを構築する作業時間も考えると、トータルでコストが安いと言えますね)

また、利用者はハードウェアや包括的なセキュリティ管理などの負担がありません
これらの運用・保守はホスティング企業側にある点も利用者にとってはメリットになります
つまり、ユーザーはサーバーの運用や保守について基本は心配する必要がありません
ホスティング企業がハードウェアの管理やセキュリティ対策を行ってくれるため、技術的な知識や専門的なスキルがなくても、簡単にサーバーを安心・安全に利用できるわけです

あとは直接資産を持たないこともメリットに挙げられます
クラウドサービスは構築に携わったり、上にアプリを載せない限り資産として計上しないことも多いです
経営・経理的な理由もさることながら、資産を持たないということは管理も楽になるということです

さて、今度はデメリットです

共用サーバーは共有環境であるため、他のユーザーとのリソース競争やパフォーマンスの制約などがあります

もし他のユーザーが多くのリソースを消費したり、トラフィックが急増した場合、自身のウェブサイトやアプリのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるからです
そのため、予想されるトラフィック量やリソースの必要性を考慮し、適切なプランを選択することが重要となってきます

共用サーバーは初心者や予算に制約のあるプロジェクトにとって割の良い選択肢ですが、パフォーマンスやセキュリティの要件が高い場合には、専用サーバーの検討も必要となってきます
次章では、専用サーバーの特徴と利点について詳しく解説します

 

じゃあ専用サーバーってなんですの?

専用サーバーはその名前のとおりで『専用』なんです
ここまでだったらほとんどの人がわかると思います

じゃあ、専用サーバーって、なにが専用なの?って言うのを説明します

 

簡単に言うと、利用者が物理的なサーバーを完全に所有して、独占的に利用する形式となります
これにより、利用者は自由度の高いカスタマイズや高いパフォーマンス、セキュリティを担保することができます

・”専用”なんでリソース独占できる
・カスタマイズの自由度高し
・専用で利用することによりセキュリティ高となる

詳しく説明しますね

専用サーバーの最大の利点は、高いパフォーマンスを実現できることです
他の利用者とリソースを共有する必要がないため、トラフィックの急増や大量のデータ処理にも安定性を保つことができやすいです
ウェブサイトやアプリが高いトラフィックやリソースを必要とする場合には、専用サーバーが最高で最適な選択肢となります

また、専用サーバーではセキュリティ面でも自由に制御することが可能です
利用者は自身のセキュリティ要件に合わせてカスタマイズすることができて、重要なデータやプライバシー情報をより確実に保護することができます
物理的なアクセス制限や専用のファイアウォールなど、高度なセキュリティ対策を実施することも可能です
要は専用サーバーだとそれだけオプションが多いということです

でも、注意点も
専用サーバーは共用サーバーに比べると高コストになりがちだし、ハードウェアの管理・保守、セキュリティ対策などの責任をユーザーが負う必要が出てきます

自由度が高い反面、自分で行ったことは自分で責任を持つということに直結します
(メリットが逆にデメリットになるパターンです)

サーバーのハードウェアやネットワークの管理、アップデート、バックアップの実施など、技術的な知識が必要となってくる場合もあります

 

共用サーバーと専用サーバーを比較してみる

上記の文章を改めてまとめて、共用サーバーと専用サーバーを比較してみます

共用サーバーというのは、複数のユーザーが同じサーバーを共有して利用する形式です

使用者はあまり意識しないと思いますが、そういう形なんです(もちろん”シェア”ということに関してセキュリティ的には安心安全設定にしています)
ホスティング企業がハードウェアの管理やセキュリティ対策を行ってくれるため、初めてウェブサイトやアプリを公開するユーザーや予算に制約のある場合のメリットになります
低コストで利用できるため、初心者にも手軽に選べるものですが、共有環境のため他のユーザーとのリソース競争やパフォーマンス制約がある点に注意する必要があります

反対に専用サーバーはユーザーが個別に物理的なサーバーを所有し、独占的に利用する形式です
高いパフォーマンスを実現できるため、トラフィックの急増や大量のデータ処理にも安定性を保ちます
当然セキュリティ面でも優れており、ユーザー自身がセキュリティ対策をカスタマイズできるほか、物理的なアクセス制限も可能です
専用サーバーは高い柔軟性と制御力を提供しますが、高いコストやハードウェアの管理・保守、セキュリティ対策などの責任をユーザーが負う必要がでてきます
セキュリティとプライバシーの面でも、専用サーバーは優位になります
企業のサーバー構築を請け負う時など、専用サーバーじゃなければダメってところはたくさんあります

これらの仕組みからコストがどちらが安くなるかは明白ですね
料金的な面でも管理的な面での両方ともレンタルサーバーになるでしょう

つまり、以下のようになります

以上がレンタルサーバー(共用サーバー)と専用サーバーの主な比較点となります

一長一短というか、ニーズに合わせて使用することが大事です
要件や予算、セキュリティ、可用性の有無によって、変わってくるので
適切なサーバーの選択を行うことが重要になってくるわけです
次章では、具体的な選択のポイントや注意すべき事項について詳しく解説します

共用サーバー、専用サーバーどっちを選べばいいの?

専用サーバーの方が共用サーバーよりスペックが高いことはお伝えしました
「じゃあ、お金があれば専用サーバー一択?」という考えも違う気がします

肝心な選定ポイントは「何をするのか?」です
利用目的によって、共用or専用、それぞれ考えるべきなのです

共用サーバーで、できることは以下となってくることが多いです
(ブログやホームページ公開を目的としたWebサイトが共有サーバーという位置づけが多いです)

・Webサイト公開
・ブログの開設
・CMSや一部のアプリなどインストール
・メールアドレスを作成・利用

専用サーバーは上記にプラスして以下のことが実現可能です
(契約するレンタルサーバーのメニューにもよります)

・サーバーOSを自由に選択できる
・アプリケーションを自由に導入できる
・管理面でも自由が利くので、権限まわりなど細かい設定が可能
・専用として使えるので、リソースの安定性
・小回りが利くので、追加の要件などに対応しやすい

 

まず、やりたいことが共用サーバーにマッチしていれば、共用サーバーを利用すればいいと思います
その後、運用していて窮屈だと思ったら、専用サーバーに乗り換える考え方もあります

また、利用用途が開発環境検証環境などであれば、専用サーバー一択です
後付けのアプリケーションなどを実装したい場合も同様に専用サーバーを選ぶべきです

 

純粋に「共用」「専用」のくくりで悩む場合は
KDDIグループの法人向けレンタルサーバー CPI がおすすめです
視覚的にサービスも区別化されてわかりやすいです

CPIレンタルサーバー

 

共用サーバーというくくりではなく、単純にブログやホームページを作成したのであれば、以下の記事が参考になります

まとめ

共用サーバーと専用サーバーは、それぞれ異なる特徴と利点を持っています

共用サーバーは低コストで利用でき、ホスティング企業の管理によって簡単に運営できますが、他のユーザーとの共有環境や制約があることに留意する必要があります

一方、専用サーバーは高いパフォーマンス、セキュリティ、制御力を提供しますが、追加のコストと管理の負担が伴います

適切な選択をするためには、プロジェクトの要件や予算、技術的な知識などを考慮する必要がありますが、共用サーバーと専用サーバーの違いをきちっと理解し、自身のプロジェクトに最適な選択肢を選ぶことが選定のカギとなってきます

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